繊維ニュース

ゴム補強繊維向けに環境配慮型の接着剤/帝人フロンティア

2020年03月10日 (火曜日)

 帝人フロンティアはこのほどレゾルシン・ホルムアルデヒド(RF)を含まない、環境に配慮したゴム補強繊維向けの接着剤を開発した。

 タイヤなどのゴム製品の場合、強度や形態安定性を維持するために使用する補強繊維の生産工程で、長年にわたり接着性に優れるレゾルシン・ホルムアルデヒド・ラテックス(RFL)接着剤が使われてきた。

 しかし、環境や安全への意識の高まりから体に有害とされるRFを含まない接着剤へのニーズが急速に高まっていたという。

 このほど開発したのは、高分子化合物を使うことでゴム補強繊維の接着加工工程での環境負荷低減に貢献できるという。さらに、繊維、ゴムとの親和性が良好なため、RFL接着剤同等の接着性能も実現したとしている。

 タイヤやベルト、ホースといった幅広い用途をターゲットに2020年から試験生産を立ち上げ、28年にはライセンス生産も含む年産20万㌧体制を目指す。