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旭化成アドバンス アウター事業部/GRS武器に拡販目指す/4月からの値上げを要請

2020年03月27日 (金曜日)

 旭化成アドバンスのアウター事業部は21春夏から「エコセンサー」を本格販売するための企画提案を進めている。製品に「エコセンサー」のタグを付けて店頭展開してもらうようアパレルとの話し込みに力を入れる。

 同社は環境配慮型の素材をエコセンサーブランドに統合して打ち出すブランド戦略に取り組んでいる。スポーツ向けを先行させており、アウター事業部は21春夏からエコセンサーの販売を立ち上げる。

 ベンベルグ100%や再生ナイロン、同ポリエステルとの交織、オーガニックコットンなどで商品化した織編み物をジャケットやボトムス、Tシャツ狙いで投入。エコセンサーのタグを付けた製品が店頭に並ぶようセレクトショップ系を中心とするアパレルと商談を重ねている。

 同事業部によると、2019年度はベンベルグの欧米や中東、韓国向けの輸出が好調で、20%超の増販を達成。一方、国内販売はアウター市況の低迷やここに来ての新型コロナウイルスの感染拡大の影響で苦戦したという。

 20年度は前年並みの販売量確保を目標に掲げており、エコセンサーを前面に婦人服地商戦に臨んでいる。4月にベンベルグのテキスタイルでGRS(グローバル・リサイクル・スタンダード)認証を取得できると見通しており、認証取得を機にエコ素材としての販促に改めて力を入れる。

 糸値の上昇を転嫁するための値上げを計画しており、4月受注分からユーザーごとに設定する上げ幅で価格交渉に取り組む。