三陽商会「三陽山長」/都市環境に適した新シューズ/歩行ストレスを軽減

2020年04月07日 (火曜日)

 三陽商会が展開する紳士靴ブランド「三陽山長」は、履き心地と機能性を追求した新ライン「ヤマチョウ・メイド」の販売を開始した。ソールにはイタリア・ビブラム社と共同開発したソールを使い、都市環境のさまざまな路面状況に適応できるように設計した。ラスト(木型)は日本人の平均寸法に合わせて長時間の歩行を想定し、ストレスの軽減を目指したという。

 ストレートチップやモカシンタイプ、カントリー調のチロリアン、フラットソールのローファーなど計6型を用意。直営店5店舗(ギンザ・タイムレス・エイト、東京ミッドタウン日比谷店など)と公式オンラインストアなどで販売している。価格は3万6千円、4万5千円。

 三陽山長はこれまでドレスシューズに強みがあったが、昨秋にデザインシューズの「エックス・ライン」を投入し、そのデザイン性に人気が集まり、完売する品番も出ていた。こうした背景から、時代に沿ったデザインやリペア可能な製法、価格を盛り込んだヤマチョウ・メイドを開発した。