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明石SUC/MC獲得数は10年で最多/5月期は販売計画達成へ

2020年04月15日 (水曜日)

 明石スクールユニフォームカンパニー(明石SUC)は2020年入学商戦、制服モデルチェンジ(MC)校の獲得が過去10年で最多となるなど順調で、20年5月期の目標に掲げる売上高272億円(前期267億円)を達成する見通しだ。

 河合秀文社長によると、学生服は新型コロナウイルスの感染拡大で納期調整などに一部影響を受けたものの、大型の高校の案件を数件受注するなど全体的にMCの獲得が堅調だった。公立高校では引き続き生徒数が減少しているが、高校の授業料の無償化によって私学は人気が高まっており、需要が増えていると言う。

 LGBT(性的少数者)に配慮する社会的な流れが強まる中、中学校を中心にスカートとスラックスの選択制を採用する動きも目立ち、これを要因としてMCに踏み切る学校も増えてきた。先行する福岡市では1万枚のブレザーの需要があり、同社もいくらか受注するなど、採用が進んでいる。

 スクールスポーツではライセンスブランド「デサント」の累計採用校が前年の1900校から2千校弱まで増加。昨年販売を本格化させた自社ブランド「アスリッシュ」も、市場の深耕に向けて継続的に提案する。

 アクティブチャレンジ部では、メディケア向け「ルコックスポルティフ」ブランドの販売が堅調で、病院の案件を数件獲得したことから計画を達成する見込み。

 防災教育「明石SUCセーフティプロジェクト」は、昨年発表した中高向けの教材ですぐに採用が決まるなど順調な出足。意識が高い小学校でも教材のほか防災ヘルメット、非常食などで引き合いが増えている。

 20年5月期に目標としていた売上高は達成する見込みだが、原材料費や人件費などコストの高騰を受けて、今後もコスト削減や生産効率化で利益の確保に努める。