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三陽商会/RMB案に「反対」表明/株主総会は5月26日に

2020年04月24日 (金曜日)

 三陽商会は定時株主総会を5月26日に、同社本社別館(東京都新宿区)で開くと発表した。同社の株式6%超を保有する米投資ファンドのRMBキャピタルの株主提案については「反対」を表明した。総会に向けて両者の委任状争奪も想定される。

 同社は昨年12月末に代表取締役社長だった岩田功氏が引責辞任して代表権を返上、今年3月にゴールドウインで取締役副社長を務めた大江伸治氏を副社長執行役員に招へいし、今月14日には総会終了後に大江社長、中山雅之副社長(現社長)の新体制に刷新し、再生プランを実施すると発表していた。

 RMBキャピタルは昨年2月開催の株主総会で、大幅増配を要求する株主提案に反対を表明していた。今回は現経営陣の辞任と小森哲郎氏(マッキンゼー入社後、アスキー、カネボウなどの経営改善に取り組む)、細水政和氏(RMBキャピタルパートナー)ら7人の取締役選任を5月の株主総会で提案すると、3月28日に書面で三陽商会に伝えていた。

 三陽商会は23日の取締役会で、再生をより確実、早期に実現するためには会社提案の経営体制が最適、株主提案の取締役候補者に取締役就任の意思がなく、再建に向けた経営プランも示されていないなどを理由に、「反対」を決議した。

 今後は総会での決着となるが、約35%を占める他の大株主などの判断が注目される。