トヨシマビジネスシステム/自社ソフト訴求を強化/テレワーク環境商機に

2020年05月11日 (月曜日)

 繊維業種向けシステムを開発・販売するトヨシマビジネスシステム(名古屋市中区)は、テレワーク環境を商機に自社ソフトの訴求を強化する。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて在宅勤務者や企業からの問い合わせが増加している。

 同社は豊島(同)の子会社。主力ソフトはコンピューターグラフィック(CG)のデザインシュミレーション「4DboxPLANS」だ。ほかにも展示会受注ソフトや、原価・加工・仕様といった情報をひも付けする管理業務用ソフトも扱う。

 新型コロナの影響でテレワークを推進する企業が多い中、ソフト本体と活用方法の問い合わせが増えた。マス見本からバルク生産に至る生地規格決定のCG化を推奨。生地コンバーターには生産情報管理システム「テキスタイルゾーン」の連携を含めた提案を行う。

 製品の受注業務には商品情報・検索システム「イメージドロアーⅣ」の複合活用を勧める。テレワークや店舗休業が続く中、確実に増加が予想される電子商取引(EC)の活用を想定。顧客がデータベースから必要な情報を引き出し、購入・発注の意思決定を支え、販売元の自動受注を可能にする。

 ソフトの導入と増設に関する助成補助金の紹介も行う。期間限定版ソフトの導入プランも設定し、ホームページでもソフトのテレワーク導入に関する手引きを掲載している。