東レ/22年度で2兆6000億円/長期ビジョン・中期課題を策定
2020年05月14日 (木曜日)
東レは長期経営ビジョン「TORAY VISION 2030」、中期経営課題「プロジェクト AP―G 2022」を策定した。ともにグリーンイノベーション(GR)、ライフイノベーション(LI)の両事業を拡大。成長分野でのグローバルな拡大、競争力強化、経営基盤強化に取り組み、持続的で健全な成長を目指す。IFRSを適用し、22年度で売上収益2兆6000億円、事業利益1800億円を計画する。
長期ビジョンでは、30年度でGR売上高を13年度の4631億円から4倍増に、LI売上高を13年度の1196億円から6倍増にそれぞれ引き上げる。
13年度におけるCO2削減貢献量0・4億トンを30年度で8倍に、水処理貢献量2723万トンを3倍に拡大するなどの目標を掲げる。
中計では、期間中に設備投資5千億円、研究開発費2200億円を計画。引き続きトータルコスト競争力強化プロジェクトに取り組み3年間で1500億円のコスト削減を目指す。
中計でもGR事業、LI事業の拡大に重点化。GRでは、バッテリーセパレータフィルム、風力発電用炭素繊維などを強化し売上高を19年度の8300億円から1兆円に、LIでは、防護服「リブモア」などを伸ばし19年度の2200億円から3千億円にそれぞれ拡大する。