ユニチカトレーディング/中計で433億円・10億円目指す/3月期は減収大幅減益

2020年05月28日 (木曜日)

 ユニチカトレーディングは22年度で売上高433億円、営業・経常利益10億円を計画する。目標数値には新型コロナウイルス感染拡大による20年度以降の影響は含まれていない。ユニチカグループは20年度から新しい中期経営3カ年計画をスタートさせている。

 同社の3月期連結は売上高362億円(前期比7%減)、営業利益1億円(85%減)、経常利益1億円(91%減)、純利益5千万円(91%減)の減収大幅減益となった。

 衣料繊維事業では、バイオマス素材「テラマック」の販売を伸ばしたものの、スポーツ、レディス、寝装が苦戦。デニムの輸出も低調だった。好調だったユニフォームはワーキング用途を中心とする在庫調整の影響で苦戦に転じた。

 農業資材、土木資材、フィルムでもユニチカ産品の販売を伸ばすことができず、全体として低調な推移となった。

 20年度については、新型コロナ禍による影響を正確に算定できないため、通期業績予測を未定とした。