トンボ・ヘルスケア本部/6月期売上高は前期並み20億円、「ヨネックス」健闘

2020年06月10日 (水曜日)

 トンボ・ヘルスケア本部は2020年6月期、売上高で前期並みの20億円を見込む。新型コロナウイルスの影響を受けながらも健闘しており、スポーツブランド「ヨネックス」の介護・看護向け「メディケアシリーズ」は計画通り推移している。

 永瀬公雄執行役員ヘルスケア本部長によると、4月ごろから新型コロナ禍の影響が強まり、メディカル・ケアの両方で一部仕掛かりの案件が先送りとなったが、既存物件は追加発注を獲得した。

 今期から提案を本格化させたヨネックスの「チーム医療シリーズ」、ヨネックスとベースブランド「キラク」で展開する「防風ジャケット」なども、厳しい状況の中で相応の引き合いを得ている。昨年夏に発表したキラクの「清涼シリーズ」も、徐々に要望が増えてきた。

 カタログは毎年7月に発刊するが、今年は新型コロナ禍を受けて情勢を見ながら遅らせる。展示会を含め広報についても引き続き検討する。

 今後、感染予防を徹底した上での営業活動やリモート営業に努力。「生産力や企画力を生かして、当面は既存販路を中心に慎重に取り組む」(永瀬執行役員)としている。