明石SUC・アクティブチャレンジ部/コロナ禍でも「ルコック」安定/5月期は横ばいの見通し

2020年06月10日 (水曜日)

 明石スクールユニフォームカンパニー(明石SUC)のアクティブチャレンジ部の2020年5月期売上高は、前期比横ばいの21億円前後になりそうだ。新型コロナウイルス禍の中でもメディカル・ケア向け「ルコックスポルティフ」の販売が安定的に推移した。

 浅沼由佳アクティブチャレンジ部企画担当部長によると、新型コロナのまん延によって一部物件のキャンセルや遅れなどに影響を受けたものの、メディカルは前期比2桁%増加した。ケアも前年並みで推移している。

 メディカルではルコックのスポーツブランド特有のデザイン性が評価されている。従来のトリコットより薄く軽量で防透性を備えた「シルキートリコット」使いの企画も奏功し、20年企画の若年層向けの襟なしジャケットは「初年度でも販売が堅調だった」(浅沼部長)。

 ワーキングは新型コロナ禍のほか、昨年の暖冬や消費増税などの影響が積み重なり、5%減と苦戦した。

 来期に向け新商品企画の最終調整、撮影に向けて動く。カタログ発刊は、例年の7、8月から延期。展示会は東京、大阪、岡山を中止したが、地方展はエリアごとに検討する。