「ウォーカー」が採用 軽量・耐久性がポイント/帝人 炭素繊維・ポリカ

2020年06月11日 (木曜日)

 帝人の炭素繊維「テナックス」、ポリカーボネート樹脂「パンライト」がココアモーターズ(東京都渋谷区)の「ウォーカー」に採用された。

 ウォーカーは世界初の“カバンに入れて携帯できるクルマ”。サイズはタテ21・5×ヨコ34・6センチと13インチのノートパソコンと同等で重さは2・9キロ。世界最小のインホイールモーターにより時速16キロでの走行が可能。1回の充電で7キロの継続走行ができる。

 このほど採用されたのは炭素繊維強化熱可塑性樹脂積層板「テナックスTPCL」と熱可塑性複合材料織布「同TPWF」、ポリカ樹脂「パンライト」。これらをボディーに使うことで軽量性、耐久性を実現した。