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東洋紡STC/20年度から「エコールクラブ・バイオ」/「ダース」で製品回収目指す

2020年06月22日 (月曜日)

 東洋紡STCは環境配慮型の商材としてペットボトル再生ポリエステル「エコールクラブ」、バイオポリエステル「エコールクラブ・バイオ」、生分解性素材「ダース」の3本柱を構えており、2020年度はエコールクラブ・バイオによる開発、企画提案と重点的に取り組む。

 エコールクラブ・バイオでは、同社が手当てした原料を台湾企業に送り現地工場でのOEM生産を委託しており、20春夏向けからユニフォームで先行して本格販売を立ち上げた。

 サステイナビリティー(持続可能性)に対する意識を強める企業からの引き合いが強いとしており、同シーズンから企業別注を主力に展開。綿との交織や裏綿などによる商品群をラインアップする。

 長年、エコールクラブをユニフォーム中心に販売してきた結果、同社は年間800トン前後のペットボトルフレークを再生ポリエステルとして消化してきた。20年度からエコールクラブ・バイオをラインアップすることで「まもなく千トンを超える」(林英昌ユニフォーム事業部長)との手応えを示している。

 ダースでは、短繊維の生産を自社で行う一方、海外企業へのOEMで長繊維を生産する計画。ダースによる製品(ユニフォーム)の回収まで踏み込むことを検討しており、回収方法や生分解に関するデータの蓄積、製品回収のための体制づくりを検討している。

 企業別注向けに販売したユニフォームを数年後に回収し、一定条件下の土壌に埋めることで自然に戻す取り組みを何社かとの「パートナーシップを通じ実現したい」との意欲を示している。