繊維ニュース

東洋紡ユニプロダクツ/抗ウイルス生地・製品を受注生産/リネン、一般寝装向けで

2020年07月08日 (水曜日)

 東洋紡ユニプロダクツのライフスタイル事業部寝装グループは、抗ウイルス機能を持つ寝装向け生地・製品の受注生産を始める。新型コロナウイルスの感染拡大で高まりつつあるニーズに応える。

 抗ウイルス後加工「ナノバリアー」は、生地、製品で9、10月から販売する。主軸に置くポリエステルスパンボンド不織布「エクーレ」使いは、医療施設などのリネンサプライ向けディスポーサブル(使い捨て)のシーツやピロケース、防水シーツ、カバーなどへ訴求する。繊維評価技術協議会が認証する「抗ウイルスSEKマーク」も取得している。

 医療施設で感染症患者が使用したシーツやカバーなどのリネン製品は、感染リスクを恐れて洗えずにたまるケースが出ており、その課題に対応した商材としても訴求する。

 ナノバリアーは同不織布のほかに、ハイマルチフィラメントポリエステル「シルフローラX(テン)」のスムース、防ダニ生地「アルファイン」で展開し、ふとん“側”(中わたを入れる前の半製品)などへ提案する。

 アクリレート系繊維自体に抗ウイルス機能を付与した「ヴァイアブロック」は生地売りする。一般寝装向け織物のふとんカバー地のほか、不織布にも対応する考え。

 銀イオンを担持したアクリル繊維「アグリーザ」使いもアピールする。抗菌性や制菌性を超える“除菌”として打ち出しており、黄色ブドウ球菌や大腸菌、白癬菌、サルモネラ菌など幅広い菌類の数を減らす効果が実証されている。