明石グループ/5月期売上高は過去最高/新規採用校増がけん引

2020年09月02日 (水曜日)

 明石スクールユニフォームカンパニー(明石SUC)などを含む明石グループの2020年5月期連結決算は、売上高が269億2100万円(前期比0・7%増)、営業利益が8億7千万円(10・5%増)、経常利益が9億100万円(2・2%減)、純利益5億7600万円(5・9%減)だった(短信既報)。売上高は11期連続増収で、過去最高となった。

 学生衣料は新規採用校数が目標の100校を大きく超え、複数の大型私立校から採用を得るなどして過去最高の実績となり、11期連続の増収をけん引した。部門売上高は201億円(2・3%増)。

 スポーツ衣料は、新型コロナウイルス禍の影響で「デサント」ブランドの新規が目標の半数程度と苦戦したものの、同ブランドの累計採用校数が1900校を超えた。自社ブランド「アスリッシュ」は私学の大規模校の採用を獲得した。全体では運動会の中止などによる需要喪失が響き、部門売上高は46億円(4・3%減)だった。

 企業ユニフォームは、医療・介護向けで首都圏や関西圏などの大規模病院を中心に前年を大きく上回る新規採用を獲得した。一方、新型コロナ禍による需要減と納品延期が影響し、部門売上高は20億円(2・2%減)となった。

 21年5月期の売上高は275億円を計画する。