第7回ITF/インドとオンラインで商談促進/コンシェルジュブースも新設

2020年09月04日 (金曜日)

 インドのアパレルとホームファッションの展示商談会「第7回インドトレンドフェア東京2020」(ITF)が、10、11日にフクラシア丸の内オアゾ(東京都千代田区)で開かれる。インド政府繊維省と在日インド大使館の後援を得て、日印国際産業振興協会が主催する。

 当初はインドの有力企業約190社が出展し、7月に開催する予定だったが、新型コロナウイルス禍で延期した。会場は30社限定での展開だが、ウェブ上では約100社と商談できる「オンラインビジネスマッチング」を実施。会社紹介の動画や取扱品の画像・情報など詳細に掲載し、商談をサポートする。

 30社の出展者も来日できないため、各ブースに設置したタブレット端末を介して、実際の出展品を見ながら商談できるようにした。通訳も配置する。混雑回避のため事前予約を推奨している。トータル130社とは会期終了後の1カ月間、オンライン商談が可能だ。

 今回初めてコンシェルジュブースを設けた。新型コロナ禍を背景に中国以外との取引を模索するリスク分散の動きに対応。インド企業との新規取引や新規プロダクト開発、検品など多様な相談に応える。インドの繊維産業も新型コロナ禍の影響で厳しい状態だが、7、8割の工場は通常稼働に戻り、これまで以上に小ロットでの受注を歓迎する傾向にあるという。

 コンシェルジュ機能は会期後も現地と連携して継続し、日本とインド間のビジネス活性化を後押しする。