インドトレンドフェア展/現物見せオンライン商談/商談しやすいという声も
2020年09月15日 (火曜日)
日印国際産業振興協会(JIIPA)が主催する「第7回インドトレンドフェア東京2020」が10~11日、都内で開催された。アパレルなど出展者を30社に限定し、現地企業とオンラインで結ぶ商談会で実施した。「競争相手の中国に勝つため、新しいことにトライしていく」(JIIPA事務局)と、日本市場開拓に力を注ぐ。
インドの新型コロナウイルス感染者数は475万人(13日現在)と、米国(648万人)に次いで世界第2位。当初は7月に190社の規模で商談会を開く予定だったが、延期となっていた。「3密を避けるため、出展者数を限定し、来場も事前アポイント制にした。オンラインとのハイブリッド形式で実施することができた」と言う。
30社のうち、アパレルは80%で、ホームファニシングは20%の構成。インドから商品のみを送り、会場では通訳や代理店の人が対応。各ブースに端末を置き、画面上でインドのメーカー担当者が商品説明して商談する。
事務局によると、「来場者は1対1で集中して商談ができると好評」だった。出展したサヒバ・リミテッド社は「刺しゅう、プリント設備は世界最大規模」の生地・婦人服一貫生産企業。「ワンピースで1900~3900円。ロットは2千~2500枚で、納期は4~5カ月」と言う。現物を見せながら、商談をオンラインで行う形式は今後も増えていきそうだ。