繊維事業会社で不適切取引/ダイワボウホールディングス

2020年10月02日 (金曜日)

 ダイワボウホールディングスは9月30日、繊維事業会社である旧ダイワボウノイ(4月1日付で大和紡績に吸収合併)で循環取引など不適切な取引が行われていたことが判明したと発表した。9月30日付で外部の弁護士や公認会計士など専門家を含む特別調査委員会を設置した。10月下旬をめどに全容と原因の究明、再発防止策などを策定した調査結果を発表する。

 同社によると、9月上旬に旧ダイワボウノイの元従業員が2014年1月から循環取引などで不適切な売り上げ・利益を計上していたことが判明した。社内調査の結果、現時点で不適切取引による損失見込み額は累計約19億円。