繊維ニュース

須裁/アトリエショップを開設/桐生のモノ作り発信

2020年10月15日 (木曜日)

 織物製造卸の須裁(群馬県桐生市)はアトリエショップを開設した。自社の織物を使った独自ブランドを販売するほか、ショップ奥の工房(アトリエ)で制作風景の見学ができる。のこぎり屋根工場の一角を改修しており、「桐生の魅力を発信する新拠点」(須永康弘代表取締役)と位置付ける。

 物販の場と工房を兼ねたスペースとし、店名は「チャーム」と名付けた。工房にはミシン2台が設置されているほか、作業台も置いてあり、モノ作りの雰囲気を味わうことができる。ショップでは自社ブランドの「チャーム」(店舗名と同じ)を販売する。

 製品のチャームは、自家工場で製織した上質な独自生地の使用と“洗練”をキーワードにしたブランド。展開している商品はバッグと帽子をはじめとする小物類が中心になっているが、ゆくゆくは婦人服にも領域を広げる。現在はディレクションとデザインの担当者が一人いる。

 会員制交流サイト(SNS)のインスタグラムやツイッターに加えて、自社ホームページも活用してショップと製品をアピールする。織物製造卸として今後も生地販売をベースとした上で、「モノ作りの場を実際に見てもらいながら商品を選んでもらえる。チャームを大きなブランドに育成する」と話す。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で来店を絞り込んでいたが、今秋から一般消費者にも開放。来店客数もまずまずの状況と言う。

 同社は、職人の技術や社員の自由なアイデアでさまざまな製品を作る、実験室のようなブランド「スサイ ラボ」、ジャカード生地を楽しむブランド「ジャカード ワークス」も持つ。商品はバッグやキャップ、小物などだが、コンセプトやテーストですみ分けを図っている。