油吸着剤を寄贈重油流出事故で/帝人

2020年10月26日 (月曜日)

 帝人は7月下旬に貨物船・わかしおがインド洋モーリシャス島沖で座礁した事故で、流出した燃料油の除去作業を支援する。このほどグループ会社の帝人フロンティアが展開する油吸着材「オルソーブ」500キロを商船三井を通じて、モーリシャス共和国政府に寄贈することを決めた。

 オルソーブはポリプロピレン製の不織布。自重の約20倍の油を吸着するほかちぎれにくく油の拭き取り作業にも使える。500キロは油10トン分に相当するという。