クラボウ/“プロテクト”を機能で/今日からユニフォーム素材展

2020年10月28日 (水曜日)

 クラボウは今日28日から30日まで同社本社(大阪市中央区)で「2020クラボウユニフォーム素材展in大阪」を開催する。大阪でのユニフォーム素材展は2年ぶり。今年は新型コロナウイルス禍で多くの展示会が中止・延期となっただけに、リアル展示会は実際に生地に触れることのできる貴重な機会となる。今回展は“プロテクト”をテーマに制電、防炎、抗ウイルスなど多彩な機能を持つ新商品を披露する。

 新商品の一つが電気・電子技術分野の国際規格であるIEC規格に対応した高制電素材「エレアース」。近年、さまざまな分野の製造業で電子デバイスを取り扱う頻度は高まっており、電子デバイスの最大の弱点である静電気放電対策のワークウエア素材として注目を集めそうだ。

 防炎生地「ブレバノ」も新タイプとしてストレッチ、高通気、抗ウイルス機能をそれぞれ付与した「ブレバノフュージョン」を新たに開発した。そのほか、ポリエステル綿混のストレッチ素材「ウルトラツイル」、耐摩耗の綿素材「タフコットン」、高通気素材「ドットクール」などの新商品も多彩に披露する。

 新型コロナ禍で注目が高まる抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術「クレンゼ」による防護ガウンも提案する。医療用ガウンに求められる防水性の基準である米国医療機器振興協会(AAMI)基準のレベル1にも対応。洗濯耐久性も高く、家庭洗濯50回後も機能を保持できる。