明石SUC/内見会方式で商品など紹介/来年に向け三つの方向性

2020年11月18日 (水曜日)

 明石スクールユニフォームカンパニーは来年に向けて、SDGs(持続可能な開発目標)、中学校向け制服関連、抗ウイルスなど新型コロナウイルス対策、この3点を中心に商品や企画を訴求する。新型コロナ禍を受けて今年末の展示会の開催を見送り、各地域での小規模の内見会方式で紹介する。

 SDGsについては来年の新たな企業指針として発表しており、「倉敷発、地球品質。」をスローガンに取り組みを強化。「環境」「命」「絆」の項目で展開するが、特に環境については、昨年発表した制服リサイクルの取り組み「リリングスクール」などのアピールを強める。

 中学生向けの制服関連では、性的少数者(LGBT)への対応を推進する。引き続き専門スタッフのレインボーサポーターが当事者の心のケアに努め、必要に応じて最適な学生服も提案。単一の学生服を訴求するのではなく、生徒や保護者、教員の声を聞いた上で対応する。

 併せて、裾のサイズ調整ができる中学向けブレザー「ティーン・エイジャースタイル」なども提案する。

 新型コロナ対策は、抗菌・抗ウイルスなどに効果がある空気触媒加工「ティオティオプレミアム」の販促を強化。以前から提案してきた詰め襟学生服やシャツ、給食着のほか、今夏発表の小学生の体育着を提案する。

 口腔用の消毒薬を練り込んだ抗菌生地「むきむきムキンくん」も引き続き訴求し、衛生関係の需要を深掘りする。

 その他に、防災関係で小学校向けを中心に引き合いが増えている防災学習教材、非常食などを提案。アイドルグループAKB48などの衣装を制作するオサレカンパニー(東京都千代田区)と開発した通学かばん「ラクリ」のアピールも強める。