トンボ デザインコンクール/ネットで受賞者発表/1万6627点から選ばれる

2020年12月01日 (火曜日)

 トンボは11月29日(いい服の日)、第11回目となる「トンボ1129デザインコンクール」の受賞者を専用サイトで発表した。応募総数は前回より1753点多い1万6627点で、過去最多となった。制服デザイン部門には5310点の応募があり、最優秀賞に京都芸術高校2年の西村萌香さんの作品が選ばれた。

 いい服の日は「11月29日」の語呂合わせで制定したもので、2007年から進めるブランディング活動の一環。当初は制服のコンクールが中心だったが、18年から体育着も始め、19年からは制服と体育着合わせての実施に切り替えた。

 例年、表彰式とファッションショーを開催していたが、今年は新型コロナウイルス禍でネットの発表に変更。デザイン部門(制服5310点、体育着911点)、アイデア部門(1709点)、プリント部門体育着の部・部活動の部(8697点)で最優秀賞、優秀賞を選定した。

 制服デザイン部門最優秀賞に輝いた西村さんの作品は「ストレスフリーな服」。上衣にパーカが付いている点は男女共通で、男子はサルエルパンツ、女子はスカートに見えるキュロットなどで変化を加え、遊び心あふれるデザインとなっている。

 体育着デザイン部門最優秀賞には、松山市立湯山中学校3年の上甲真緒さんの「その一瞬にかける 疾風迅雷」が選ばれた。着脱可能なフードとマスクが特徴的で、膝のゴムで立ち座りがしやすい作品となっている。