菅公学生服/初のオンライン展開催/“変換点”をテーマに

2020年12月02日 (水曜日)

 菅公学生服はこのほど、初のオンライン展示会「カンコーソリューションフォースチューデンツ~変換点~」を開催した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、例年リアルで開いていた学校関係者向けの展示会をネットに切り替えた。学校の教員に専用のIDとパスワードを発行し、今後の営業活動のための接点作りを図った。

 同展では「着る人の声」「学校」「価値観」「生活」の四つの“変換点”をテーマとして専用サイト上にブースを設置。それぞれ動画や資料を掲載し、商品や取り組みを訴求した(開発本部学生工学研究所の佐藤範和スポーツ開発課長)。

 「着る人の声」では、女子中高生で構成される「カンコー委員会」の自撮り風の動画や座談会の様子を公開。同社の制服や体操服を着用して360度カメラで撮影し、リアルな着用感や学生服の楽しさが伝わるショーに仕上げた。

 残り三つの項目では、地域と学校の連携を考える地域探求学習の発表会のライブ配信や、スマートフォンの撮影による非接触の「スマート採寸」システム、SDGs(持続可能な開発目標)や性的少数者(LGBTQ)の動向、体育着の防風性能の実験動画など多くのコンテンツを紹介した。

 総閲覧者数を集計中で、佐藤課長は「反響をこれから分析し、営業活動につなげたい」と話す。