減収・経常損失に/東洋紡STC 4~9月期

2020年12月04日 (金曜日)

 東洋紡STCの2020年4~9月期単体決算は売上高350億円(前年同期比17・7%減)、営業利益1億7700万円(65・5%減)、経常損失6200万円(5億6800万円の利益)となった。

 繊維事業は40億円減収(29・4%減)の売上高96億円にとどまった。スポーツは、店頭不振の影響を受けたが、高機能ニットシャツ「Zシャツ」の販売は当期も好調を維持した。

 インナーは店頭不振で低迷。ユニフォームでは、企業別注が苦戦に転じたものの、医療・介護向けの販売が好調だった。中東輸出はサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)の都市封鎖の影響を受けたが、下半期から指図が入り始めた。新型コロナウイルス禍に伴い先行きが見通しにくいため、「通期業績は未定」としている。