三陽商会11月度商況/再び落ち込み幅大きく/新型コロナ第3波の影響も

2020年12月10日 (木曜日)

 三陽商会の11月度商況(全社ベース)は、前年同月比29%減となった。新型コロナウイルス感染拡大の第3波に伴い、実店舗の集客が大幅に減少。チャネル別では百貨店の売り上げが35%減と落ち込んだ。実店舗の集客が苦戦した一方、電子商取引(EC)・通販は24%増と伸びている。

 10月度は前年同月比10%減まで回復したが、再び落ち込み幅が大きくなった。ブランド別では「マッキントッシュ・ロンドン」36%減、「マッキントッシュ・フィロソフィー」27%減、「ポール・スチュアート」27%減、「エポカ」26%減となった。ビジネススーツの動きが鈍く、同社では「通勤スタイルが変化したことも影響している」とした。