上海植山貿易/日本企画の中国品拡充へ/生機備蓄も計画

2021年01月22日 (金曜日)

 【上海支局】播州織産地の製造卸、植山織物の中国法人の上海植山貿易は今年、日本本社が企画し、中国で生産する中国内販向け生地を拡充する。一部は生機を備蓄していく。ネット通販ブランドなどの新規顧客の開拓を加速するため、展示会でのアピールにも積極的に取り組む。

 生地内販では、日本製先染め織物の備蓄品と、バイオーダーによるウールやシルク、合繊素材などの中国品を取り扱っている。今年は、ネット通販を主力チャネルとする成長ブランドの顧客を意識した中国品をさらに増やす。日本本社の企画力を生かし、独特の風合いを持った値頃感のある合繊交織などを拡充していく。

 ネット通販ブランドなどの短納期ニーズに応えるため、今年は中国品の生機の備蓄を始める。来年以降、染め生地も備蓄していく計画を持つ。

 展示会での新規顧客開拓にも、積極的に取り組む。昨年10、11月に広東省広州、北京、浙江省杭州、上海の4都市を巡回した日系生地商社3社との合同展では、ネット通販ブランドの新規開拓で成果を上げた。「今年も積極的に展示会に出展し、ネット通販顧客の開拓を狙う」と徐倩総経理は話す。

 同社の主力事業である生地内販の顧客は、好調なブランドと、新型コロナウイルス禍の打撃を強く受けるところと二極化している。商況全体は依然芳しくないため、新規事業の内販向け製品OEMの拡大にも取り組んでいく。