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帝人フロンティア/新体制の下で中計達成を/M&Aでの事業拡大も

2021年02月08日 (月曜日)

 帝人フロンティアは、新体制の下で現中期計画の達成を目指す。4月1日付で代表取締役社長執行役員に就く平田恭成取締役常務執行役員は「新型コロナウイルス禍で進捗(しんちょく)が遅れている事業はあるが、目標は変更しない」と強調。中計達成の見込みが立てば、M&A(企業の合併・買収)も視野に入れながら一層の事業拡大を狙う考えを示した。

 同社は今年4月から中計の2年目に入る。計画完遂の陣頭指揮を執る平田取締役常務執行役員は「ほぼ新型コロナ禍への対応に費やした」と1年目を振り返った上で、上半期(20年4~9月)は自動車関連で厳しさが見られたが、下半期以降は回復基調に入り、遅れは取り戻せるとの認識を示した。衛生に対する意識も高まり、新ニーズが生まれる可能性があるとした。

 中計の達成に加えて、環境戦略「シンクエコ」を軸とした循環型社会への貢献と環境に配慮した企業としての認知度向上、企業風土の醸成などを目標に置いた。厳しい事業環境が続くが、難局を乗り切ってさらなる成長を図ると語った。

 日光信二現代表取締役社長執行役員は、平田取締役常務執行役員について粘り強さや胆力はもちろん、包容力も持っている人物とし、「やり残したことを挙げればきりがない。後を安心して託せる」と話した。

〈代表取締役社長執行役員に平田氏/帝人フロンティア〉

 帝人フロンティアは、平田恭成取締役常務執行役員の代表取締役社長執行役員昇格を決めた。4月1日付で就任する。日光信二現代表取締役社長執行役員は同日付で取締役特別顧問に就く。

 ひらた・やすなり 1985年日商岩井入社。2005年NI帝人商事繊維資材本部繊維資材第二部長、13年帝人フロンティア繊維資材本部繊維資材第二部長、18年6月同取締役執行役員などを経て、20年4月同取締役常務執行役員。