SBT設定を表明/帝人

2021年02月18日 (木曜日)

 帝人はこのほどパリ協定が求める目標に整合する温室効果ガスの排出削減目標「サイエンス・ベースド・ターゲット」(SBT)を認定する機関・SBTイニシアチブ(SBTi)に対してコミットメントレターを提出し2年以内にSBTの認定取得を目指すことを表明した。

 SBTiは企業が掲げる温室効果ガスの長期的な削減目標がパリ協定の「地球の気温上昇を産業革命前と比べて2℃未満に抑える」という目標達成に必要な水準を充足する場合に「科学的に整合している目標」(SBT)であると認定する。

 帝人は2020年度からの中計における環境負荷低減の長期目標として、CO2排出量を30年度までに18年度対比で20%削減、50年度までに実質ゼロにするとの目標を掲げている。

 今回はSBTiの認定基準における「2℃を十分に下回る目標水準」以上の高い目標として認定されることを目指す。