テイジン・アラミド/エコデータシートを公表/パラ系「トワロン」で

2021年03月05日 (金曜日)

 帝人グループでアラミド事業を展開するオランダのテイジン・アラミドはこのほど自社製品のライフサイクルアセスメント(LCA)の評価資料として、パラ系アラミド「トワロン」の持続可能性に関する情報を開示する英文のエコデータシートを作成し公表することにした。

 帝人グループは20年以上にわたり使用済みとなったアラミド製品のリサイクルを推進しているほか、2019年度にはトワロンを使用するタイヤやコンベアベルトが21万5000㌧以上のCO2排出低減に貢献することを算出している。

 このほど公表するエコデータシートには生産工程におけるCO2排出量やリサイクル性、国際規格に基づく化学物質や環境規制に関する規制対応などについての情報を記載している。

 自社製品の持続可能性を開示することで企業の社会的責任を果たすとともに、SDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けた取り組みを加速する。