繊維ニュース

ユニチカトレーディング 22春夏ポリエステル婦人服地/「エコフレンドリー」前面に/新たに「AHY」をラインアップ

2021年03月12日 (金曜日)

 ユニチカトレーディングは22春夏向けのポリエステル婦人服地で、ケミカルリサイクルで生産する再生ポリエステル「エコフレンドリー」を重点投入するとともに、新たに戦列に加わった常圧カチオン可染タイプのポリエステル「AHY」を打ち出す。

 新型コロナウイルス禍の収束に伴い「一気にエコへの引き合いが復活する」(福田晃久テキスタイル営業部長)とみており、「ノイエ」「Z―10」「ジュフィー」などで構成するエコフレンドリーの商品群を前面に22春夏商戦に臨む。

 ブラックフォーマル向けに販売してきた「ノイエ」「ノイエシャンパール」を東京ソワールが採用。1月下旬から百貨店、量販店で“エコキャンペーン”を開始した。

 ユニチカトレ―ディングはブラックフォーマル向けに販売する「ゼログ」など他の既存素材でもエコフレンドリー化を進め、低迷する市場へのてこ入れに取り組む。

 エコ素材のバリエーションを充実させる一環として、デュポングループと共同開発した「パルパーソロナ」による商品開発を急いでおり、中肉や薄地織物をジャケット&パンツ向けに売り込んでいく。

 22春夏では、シルクのようなきしみ感、ドライ感、杢(もく)調の表面感でほどよいカジュアル感を表現できる「ジュフィーM」や「AHY」と天然繊維やアセテートとの複合企画もラインアップする。AHYは優れた発色性、シルク調の外観、しなやかで繊細な風合いが特徴。

 新型コロナ禍を踏まえ、この間、展示会の開催を見送ってきたが、22春夏に向けては4月22、23の両日、東京都港区のふくい南青山291で婦人服地展を開催する。

 21春夏商戦では、前年の販売量を多少、上回ると見通しており、22春夏で「もう少し上乗せしたい」と意欲的に婦人服地商戦に臨んでいる。