クラボウインターナショナル/素材ブランド立ち上げ/地球環境保護テーマに

2021年03月16日 (火曜日)

 クラボウインターナショナルはクラボウとの協業でこのほど、素材ブランド「エコロジック」を立ち上げた。地球環境保護がテーマ。

 同ブランドは、再生素材(ポリエステル、綿)、オーガニックコットン、夏に涼しく冬に暖かい機能を持つためエアコンの消費電力を抑えられる殊機能性レーヨン「ルナセル」で構成する。クラボウグループ以外の商材も含めて順次商品数を増やしていく。下げ札も作った。

 ブランディングの一環として、再生ポリエステルには総合混率20%以上、再生綿とオーガニックコットンには同5%以上、ルナセルには同15%以上を使用するという制約を付けた。当面この混率制限を守りつつ、「うまく回り出した際には(混率を)引き上げていく」としている。

 同社はカジュアルウエアやユニフォームのOEMを主力事業としており、独自商品を販売する機会は多くない。今回のブランド投入には「OEM商社が主体的に商品を発信していく」との方針が込められている。以前から素材メーカー系商社として素材からの差別化提案に力を入れてきたが、ブランド立ち上げによってこの方向性をさらに強めていく。