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菅公学生服/AIの採寸124校で採用/22年春は全面的に

2021年03月18日 (木曜日)

 菅公学生服は2021年入学商戦、人工知能(AI)採寸技術を活用した「スマート採寸」で124校の採用を獲得した。新型コロナウイルス禍が長期化する中、非接触の採寸に対する学校の評価は高く、問田真司常務は「22年春は全面的にスマート採寸の採用を目指す」と語る。

 スマート採寸は、ボディグラムジャパン(東京都渋谷区)のAI採寸技術「ボディグラム」を採用し、ネットによる注文や最適なサイズの提案機能などを複合したサービス。身長や体重など基本情報の入力とスマートフォンの撮影によって家庭で簡単にサイズを測定できるほか、学校や販売店での予約採寸にも対応している。

 これまで学校を会場にした採寸は1日を要し、販売店店頭で行う場合も相応の日数がかかっていた。スマート採寸の導入によって各家庭でサイズ計測が行えるようになり、採寸の手数を大幅に削減。学校からは「採寸時の混雑を避けられ、広いスペースを確保する必要もなくなった」など高い評価を得ている。

 詳細なコストメリットは試算中。制服の申込書から受発注システムへの入力なども不要になり、「バックヤード業務が圧倒的に少なくなった」ことでコスト削減を見込む。

 関東や本社のある岡山県を中心に多くの採用を得た。全体の採寸は、学校の物品販売の対応に合わせて1月からスタートし、中学校や関東の高校ではほぼ完了した。今後、3月末にかけてその他全国の高校で採寸を進める。

 今回、スマート採寸で生徒2万人前後の採寸データを取得した。「サイズ提案を含めてより精度を向上させ、来春も採用を拡大する」考えだ。