豊島/独・リードスポーツに出資/ベンチャー育成事業を支援

2021年03月23日 (火曜日)

 豊島は、スポーツ&ヘルステック関連のベンチャーに対する投資育成を手掛けるドイツのリードスポーツ&ヘルステック・パートナーズ(リードスポーツ、ベルリン)に出資した。今回の出資により、リードスポーツはアジア初の拠点を持つことになると言う。

 リードスポーツは、アディダス創設者であるアディ・ダスラーの一族が、2016年に設立した。経営陣や出資者には、起業家のアンドリュー・ホワイト氏、元レーシングカードライバーのハロルド・プリマット氏ら各分野で実績を持つ投資家や実業家が名を連ねる。

 200人を超えるメンター(指導者)と共にアクセラレータ・プログラム(協業・出資のために行う募集)を通じ、グルーバル企業への成長を目指す起業家を支援している。20年にはベルリンに続き、米国・フロリダ州に2カ所目の拠点を開設した。今後は東京を3カ所目の拠点とし、日本を含むアジア発のスポーツ&ヘルステックの革新的な取り組みを発信する。

 リードスポーツのクリストフ・ソネンCEOは「豊島とのパートナーシップにより、アジア発の破壊的イノベーションの成長支援、欧米の出資先企業のアジア進出が加速すると期待している」と話す。