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トンボ/今春の制服MCは120校/今期の計画達成、射程に

2021年04月06日 (火曜日)

 トンボは今入学商戦、学生服のモデルチェンジ(MC)で120校を獲得し、計画する2021年6月期売上高395億円(前期384億円)の達成を見込む。オンライン展などネットを通じた販促が奏功しており、人工知能(AI)の活用も視野に、採寸から決済完了まで含めて「小売システムの構築、小売店へのサポートを進める」(近藤知之社長)考えだ。

 20年7月~21年2月の売上高はスクールが前年同期比3%増、スクールスポーツが同6%増、ヘルスケア(介護ウエア)が同10%増となっている。新型コロナウイルス禍で例年より商戦が遅れているものの、全体の販売は堅調に進んだ。

 感染対策で制服よりも取り扱いが簡単な体育着の通学が許可され、一部エリアでは制服の販売に響くケースがある。ただ影響は限定的で、全体では安定した売り上げを確保している。

 中期3カ年計画「アクション400」の2年目となる今期が計画通りに進んでいるほか、一昨年5月に子会社化した瀧本(大阪府東大阪市)の黒字化も視野に入り、22年6月期に目標とするグループ売上高400億円の達成が見えてきた。

 今後の課題としては、独自のネット通販サイト「トンボスクールモール」を活用し、家庭内での採寸や受発注システムを拡充。「学校を会場とした採寸、販売が小売店店頭やネット上の採寸、販売にシフトしている」ためで、非接触のニーズに対応。小売店と協力して拡販できる仕組み作りを進める。

 展示会の開催もネット上に切り替えており、来春に向けてバーチャルモデルを起用したファッションショー、バーチャル展示会などを拡充する。