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明石SUC/今入学商戦は順調に進展/制服MCも予定通り獲得

2021年04月15日 (木曜日)

 明石スクールユニフォームカンパニー(明石SUC)は今期(2021年12月期)、1~3月の販売が前年同期比4%増と順調に滑り出している。

 河合秀文社長によると、今入学商戦、制服モデルチェンジ(MC)による別注を予定通り獲得した。スクールでは洗濯耐久性や抗ウイルスのほか、性的少数者(LGBT)に配慮した制服などのニーズに対応し、MCで多くの採用を得た。中学校がMCに踏み切る流れが強まり、制服のブレザー化に対応している。

 感染防止対策が求められる中、今入学商戦からスマートフォンの撮影を用いた採寸システム「明石インテリジェンス(AI)採寸」の活用も本格化。独自開発のアプリで画像を取り込み、長年蓄積してきた採寸データと手採寸の数値を合わせてサイズを推計。導入1年目ながら多くの学校が活用した。今後、システムで採取したデータも活用し、精度を向上させる。

 スポーツは「デサント」ブランドの累計採用校数が2千校を超えた。

〈決算期を5月から12月に〉

 明石スクールユニフォームカンパニー(明石SUC)は昨年、決算月を12月に変更し、今期(21年12月期)は実質1年間を通した最初の年度となる。

 新型コロナウイルス禍で昨年急きょ浮上した9月入学の問題、制服の納期調整などを受け、5月決算の同社は「5、6月で売り上げを区切る危険性を感じた」(河合社長)ことから、決算期を変更した。

 新型コロナの影響で、昨年4月に想定する売り上げをはじめ販売の計上が遅れた。暦年と決算月を合わせれば「納品調整があっても計上しやすい」ことに加え、「入学商戦を含む年前半で利益を予測し、年後半で計画的に投資などを行える」と判断した。

 前期の変則7カ月決算(20年6~12月)は、20年入学商戦の一部納品が新型コロナ禍で6月以降にずれ込んだ影響などがあり、前年同期比で17%増と大幅増収だった。ただ「イレギュラーな数字」とみており、「今期から通常の数字が分かる」として、引き続き売上高で前期比2%増の成長を目指す。