帝人「レコピック」「レコファインダー」/物流拠点の省力化に貢献/小西医療器が採用

2021年04月26日 (月曜日)

 RFID(電波による個体識別技術)技術を活用した帝人の管理システム「レコピック」「レコファインダー」がこのほどジップヘルスケアグループの小西医療器(大阪市中央区)が開設した医療材料物流拠点・大阪ソリューションセンター(大阪SC)に採用された。

 大阪SCは関西圏の医療機関に医療材料を配送する物流センター。物流作業を自動化・省力化することで、従来に比べて作業スタッフの負担を軽減し在庫効率や生産性を大幅に向上させてコスト削減、作業時間の短縮を実現している。

 人手による作業工程を削減することで、医療材料をより清潔な状態で管理できるため、新型コロナウイルス禍の課題である感染症対策への有効な手段とすることを目指している。

 大阪SC4階ピッキングエリアの全ての在庫棚(約200棚)にレコピックが導入されているため、棚卸し作業を行うことなく数万点という膨大な在庫を取り扱えるようになった。

 出荷時にレコファインダーによるトンネル型の読み取り装置(写真)を通過する際に、複数ある製品のICタグを自動・一括で読み取ることで煩雑な検品作業を効率化し大幅な工数削減を実現した。

 今後は協力関係にある小西医療器と共に、日本全国に向けて省人化、業務効率化、感染対策のソリューションとして提供していく。