新型コロナ禍で繊維は損失拡大/クラボウ3月期

2021年05月13日 (木曜日)

 クラボウの2021年3月期連結決算は売上高1221億円(前期比14・5%減)、営業利益32億600万円(29・4%減)、経常利益42億4200万円(22・6%減)、純利益22億900万円(40・8%減)だった。新型コロナウイルス禍の影響で大幅な減収減益となった。

 繊維事業は売上高421億円(18・2%減)、営業損失18億2400万円(前期は17億100万円の損失)だった。新型コロナ禍による取引先店舗休業などの影響が大きく、原糸、ユニフォーム、海外子会社いずれも減収となった。抗菌・抗ウイルス機能素材の販売は好調だったが、繊維事業全体では営業損失が拡大した。

 今期は連結売上高1280億円、営業利益50億円、経常利益57億円、純利益40億円を見込む。