海島綿協会が一般社団法人へ/海島綿の普及活動に注力

2021年05月17日 (月曜日)

 協同組合西印度諸島海島綿協会が組織を変更、一般社団法人西印度諸島海島綿協会として登記変更し、改めてスタートを切る。

 組織変更に際し、八木原保理事長は「海島綿協会は45年の歴史があるが、今後さらに時代に合った形にすることで、繊維の宝石といわれるシーアイランドコットン(海島綿)を次の世代につなげ、永続的な発展を目指したい」と強調する。

 同協会はこれまで協同組合としての運営のため、組合員だけに向けた事業運営が主であり、入会資格や組合員以外への海島綿の販売などに制限があった。このためマーケティングに幅が出ず、近年の販売チャネルの多様化や、取り扱い企業のそれぞれの展開にも対応しにくい状況となっていた。海島綿を扱いたいところが扱いやすくすることを目的に、改めて一般社団法人化するに至った。

 これにより、同協会の活動は「シーアイランドコットンの普及活動をメインとした認知獲得のための広報活動と商標管理を中心としたトレーサビリティ管理」となる。

 同組合では既存の会員は基本的にそのままスライドする予定だが、6月1日から改めて、入会を受け付け、7月1日から一般社団法人としての活動を開始する。