繊維ニュース

クラボウ/原綿改質で速乾機能/24日からのオンライン展で披露

2021年05月21日 (金曜日)

 クラボウはこのほど、原綿改質による機能糸「ネイテック」の新タイプとして速乾機能を付与した「ネイテックサラリ」を開発した。24~28日に開催する同社初のオンライン展示会で披露する。新型コロナウイルス禍を契機に変化するライフスタイルの変化に対応した素材として打ち出す。

 ネイテックは、綿など天然繊維原料に機能材をグラフト重合し、分子レベルで改質した機能素材。これまで消臭機能の「ネイテックフレッシュ」、発熱機能の「ネイテックウォーム」、吸放湿機能の「ネイテックブリーズ」をラインアップしていたが、新たにネイテックサラリが加わった。

 新型コロナ禍による外出自粛や在宅勤務の普及などを背景に、衣料品も“オン”と“オフ”の境界線があいまいになりつつある。こうしたライフスタイルの変化に対して綿など天然繊維が持つカジュアル感に機能性を付与し、さらに生分解性などサステイナブルな特性を併せ持つネイテックを提案することで新たな需要の創出に取り組む。

 ネイテックサラリは24日からの同社オンライン展示会で披露するが、同展示会ではこのほかにも人々の意識や社会の変化に対応した商品を多数提案する。

 例えば裁断くずを紡績原料に再利用する「ループラス」は、新たに使用済み縫製品を再利用する取り組みを始める。先ごろ発表したサポーター一体型ウエア「CBW」も実物を初披露。中わた材「エアーフレイク」は原料のポリエステルにマテリアルリサイクル品とケミカルリサイクル品を採用したタイプをそれぞれ用意する。

 オンライン展示会を生かし、オンラインセミナーも毎日開催し、「エアーフレイク」「ネイテック」「スマートフィット」「CBW、クレンゼ防護ガウン」「ループラスと産地企業との取り組み」について日替わりで紹介する。展示会の来場には専用サイト(https://kurabo-exhibition.com/registration/)から事前登録が必要。