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東洋紡ユニプロダクツ/編み地拡大に本腰/4年ぶりに生地見本帳刷新

2021年05月26日 (水曜日)

 東洋紡ユニプロダクツ(大阪市中央区)のスクールユニフォーム事業部の2021年入学商戦は、ほぼ前年並みで着地した。同事業部の主力商材の織物シャツ地から編み地への転換が顕著に表れており、来入学商戦に向けては東洋紡STCの丸編み地製シャツ「Zシャツ」の提案を強める。

 新型コロナウイルス禍で商談機会が減少したことなどを背景にシーズン前半はやや苦戦したが、後半盛り返した。編み地のシャツ地と同製品が盛り返しに寄与した。

 同事業部の主力商材は、旧合同商事で取り扱っていた織物のシャツ地だが、全国のあらゆる地域の学校で織物から編み地への置き換えが進んでいることから、この流れへの対応を課題とする。

 現状の学校シャツでは編み地の中でもトリコットが人気だが、同社は丸編み地に特に力を入れる。

 その際には東洋紡グループの連携で高機能丸編み地シャツ、Zシャツを活用する。スクール市場にZシャツを投入するのは初めてという。

 4年ぶりに生地の見本帳も刷新する。既存品と新作のトリコット、丸編み地を収録し、6月の完成を予定する。

 織物、トリコット、丸編み地のいずれも取り扱い、グループの縫製工場や国内外の協力工場を活用して製品供給も可能なことが同事業部の強み。この強みをさらに磨くとともに、SDGs(持続可能な開発目標)対応や素材開発を強め、来入学商戦に臨む。