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明石SUC/上半期売上高は増収確保へ/制服MCなど堅調な実績

2021年05月26日 (水曜日)

 明石スクールユニフォームカンパニー(明石SUC)の上半期(1~6月)売上高は、前年同期比で増収を確保しそうだ。今春、制服モデルチェンジ(MC)校の獲得、店頭商品の販売で堅調な実績を積み上げた。来年に向けても制服のブレザー化によるMCが活況になる見通しで、通期2021年12月期も増収を目指す。

 柴田快三常務営業本部長によると、全国的な営業活動の強化に加え、性的少数者(LGBT)の人たちへの配慮で進む制服のブレザー化に対応し、堅調にMC校を獲得。緊急事態宣言が発令される中、一部学校の納期調整に対応し順調に納品を終えた。

 店頭商品の販売も、抗ウイルスなどの機能を持つ多機能型触媒を使用した「ティオティオプレミアム」加工の商品をはじめ順調だった。昨春は全国的な休校で夏物の販売に遅れがみられたが、今春は堅調に注文が入っている。

 スポーツも「デサント」ブランドの累計採用校数が2千校を超えたほか、自社ブランド「アスリッシュ」でマンモス校の採用を獲得するなど安定感を見せた。

 スマートフォンの撮影や手採寸の数値を組み合わせてサイズを測定する、人工知能(AI)を活用した「明石インテリジェンス採寸」は、今春に多くの学校の採用を獲得。現在100校への導入が進んでおり、「蓄積してきた採寸データの活用で成長を見越したサイズの提案を強化する」考えだ。

 注文書の内容を光学的文字認識(OCR)で受注に反映させるシステムを導入し、AI採寸と併せてデジタル化を推進する。

 同社は、昨年の9月入学の問題や制服の納期調整などを受け、決算月を5月から12月に変更。今期は実質1年間を通した最初の年度になる。入学商戦を含む前半の販売状況を踏まえ「後半で営業や備蓄などを計画的に行う」考えだ。