ボーケン品質評価機構/生分解性試験を受付開始/標準化にも積極的に参画

2021年06月03日 (木曜日)

 検査機関のボーケン品質評価機構(ボーケン)は2月から繊維の生分解性試験を開始した。同機構は日本バイオプラスチック協会にも加盟し、生分解性試験の国際標準化作業にも積極的に参画する。

 近年、世界的に環境配慮素材への要求が高まる中で生分解性素材へのニーズが増加している。このため素材の生分解性を確認する試験の要望も高まっていた。ボーケンでは検査機関大手、ドイツのホーエンシュタイン研究所の協力を得て生分解性試験の受け付けを開始した。試験の実施は同研究所に委託する。

 生分解性試験は同研究所が関連する国際標準規格(ISO)などをベースに開発した方法で実施し、土壌中とコンポスト中の2種類に対応する。特に土壌中生分解性試験は常温での試験となるため、より実践的な生分解性を測定することができる。

 オプション試験として生分解後の土壌に対して植物の種子を用いた発芽試験やミミズを使った急性毒性試験など安全性試験も実施する。試験に合格すれば、ホーエンシュタイン研究所が認証する「生分解性製品検査ラベル」を申請することができる。

 ボーケンは2月に生分解性プラスチックとバイオ原料プラスチックの普及促進と試験・評価制度の確立を目的とした団体である日本バイオプラスチック協会にも加盟。バイオプラスチックなど生分解性素材に関する情報収集・発信に力を入れている。

 生分解性試験のISO化や日本産業規格(JIS)化が進められていることから、ボーケンとしてもこれら国際標準化の作業に積極的に参画する。