明石SUC/SDGsを軸に活動紹介/岡山で総合展示会

2021年07月01日 (木曜日)

 明石スクールユニフォームカンパニー(SUC)は6月29、30日、総合展示会を岡山国際交流センター(岡山市)で開いた。今年から企業指針に掲げたSDGs(持続可能な開発目標)を軸に活動を紹介。金田伸吾岡山支店長兼中国エリア長は「多様性に配慮した制服のブレザー化の流れや、モデルチェンジ(MC)の急増を受けて機能面の訴求を強める」と話す。

 同社は「倉敷発、地球品質。」をスローガンに、「環境」「命」「絆」を守る活動を展開。それぞれ、3R(リデュース、リユース、リサイクル)の取り組み、防災教育、性的少数者(LGBTQ)に対する心のケアや一人一人に寄り添う制服の提案などに取り組んでいる。

 今春、LGBTQの人々への配慮などで中学校を中心にMCが急増したため、商品企画では特に中学校向けのアピールを強化。冠婚葬祭でも着用する学生服で「華美になり過ぎない」という前提を改めて意識し、「デザインより機能を前面に打ち出した」(金田支店長)。

 10代向けのパターンに特化し、袖の長さを調整できる中学校向けブレザー「ティーンエイジャー スタイル」など機能的な商品を訴求する。3年間の着用を想定した耐久性、洗濯耐久性、抗菌・抗ウイルスなど、制服に求められる機能を高めた生地も展示し、ポリエステル高混率からウール高混率まで豊富なラインアップを紹介した。

 防災関連では「防災SDGsすごろく」などを訴求。今春、中学校の学習指導要領の改訂でSDGsへの対応が盛り込まれたこともあり、同商品の販売が3月に急増した。

 スクールスポーツは「デサント」ブランド、自社ブランド「アスリッシュ」を中心に、UVカットやキュプラ混の清涼関係の商品を展示した。