建築・建材と商社関連事業をそれぞれ統合/三菱ケミカル

2021年07月09日 (金曜日)

 三菱ケミカルは10月1日付で同社グループが有する建築・建材関連事業を三菱ケミカルインフラテック(MCIT、東京都千代田区)に、商社機能を菱樹商事(同)にそれぞれ統合することを決めた。

 前者では、昨年の4月1日付で同社グループ内の建築・建材関連事業を集約して発足させたMCITに関連事業を統合することで提案力の強化を図り、当該事業を強化・発展させるのが目的。統合会社の年商は約550億円、従業員数は約千人になる見込み。

 後者では、商社機能を有する子会社を統合し、取扱範囲の拡大、情報の共有化や営業の効率化を図ることで総合力を強化し、顧客に対する同社グループとしてのプレゼンス向上を目指す。

 対象となる子会社は菱樹商事、エムコマース、大成化薬の商社関連事業、日化トレーディング、菱晃の原材料販売事業。統合会社の年商は約500億円、従業員数は約200人になる見込み。