中国・制服風ファッション業界関係者に聞く(1)/「今日JK」ブランド 王彦総経理/少女のためのライフスタイル店

2021年07月16日 (金曜日)

 中国の制服風ファッション業界が過渡期を迎えている。安物のブランドやメーカーが淘汰(とうた)される一方、本物志向の高級ブランドが現れている。本連載では、同業界の関係者に話を聞く。第1回は、制服風ファッションを核にした、少女のためのライフスタイルブランド「今日JK」を展開する上海美事商貿の王彦総経理。(上海支局、1面参照)

――制服風ファッションがはやっています。

 80年代生まれの私は、子供の頃にブランドを追いかけ、百貨店に行きましたが、今の10代はブランド志向が弱く、着る服がない。独自の世界観を持ち、既存ブランドを拒否しているところがあります。そんな中、「JK制服」(制服風ファッション)が、彼女たちの選択肢になりました。

――「今日JK」を昨年立ち上げました。

 私には10代の娘2人と息子1人がいます。子供たちに喜んで着てもらえ、親御さんには安心してもらえるブランドをやりたいと思いました。

 昨年6月、アリババ集団のネット通販サイト「タオバオ(淘宝網)」に出店し、先月末には上海市内で実店舗を出しました。年内に上海市中心部の商業施設に200~300平方メートルの旗艦店を設けます。その後、主要都市に出店していくつもりです。

――ブランドコンセプトは。

 JK制服を核にした、少女のためのライフスタイルブランドです。今の中国の女の子たちは、アパレルブランドにはお金を使いません。店舗ではアパレルだけではなく、雑貨や飲料、スイーツなどを取り扱っています。少女がときめくものを集めたショップを目指しています。飽きやすい彼女たちを引き付けていくため、コンテンツを刷新し続けます。

――プリーツスカートの小売価格は238元。他ブランドに比べかなり割高です。

 プリーツ加工は日本向け工場を使っています。生地や副資材、縫製にもこだわっています。高級ゾーンですが、販売は順調です。タオバオではこの1年で、1万着を販売しました。購入者からの評価は「5・0(満点)」です。