繊維ニュース

テイジン・アラミド/CO2排出量を30%削減/「トワロン」ライフサイクルで

2021年07月16日 (金曜日)

 テイジン・アラミド(オランダ・アーネム市)はパラ系アラミド繊維「トワロン」のライフサイクルにおけるCO2排出量を2014年対比で約30%削減した。

 外部団体によるISO規格14040・14044に即したライフサイクルアセスメント調査により示されたもので、長年にわたりトワロンのライフサイクルにおける持続可能性、生産工程の改善、100%再生可能電力への移行に取り組んできた成果という。

 トワロン1キロの生産工程(原料重合から出荷まで)におけるCO2排出量を糸(加工糸を含む)で12年から14年の平均値12・2キロを21年には8・7キロに、パルプで12・9キロを8・8キロに削減した。

 同社は11年より環境配慮や経済価値における顧客利益向上のための独自の手法「カスタマーベネフィットモデル」を用いることにより、トワロンを使用した顧客製品でも環境負荷が低減することを示してきた。

 欧州エネルギー証明制度の一環であるエネルギーの属性証明を取得し、風力エネルギーの使用を開始した。

 これにより、21年内にオランダ国内の生産拠点で総電力消費量をすべてグリーンエネルギーで賄えるようになるという。トワロンのリサイクル拡大にも力を入れており、使用済み製品を回収する物流システム構築にも取り組んでいる。