繊維ニュース

iDA/企業と求職者のマッチ度向上へ/出向やパラレルキャリアなど

2021年07月20日 (火曜日)

 ファッション、ビューティー業界に特化した人材紹介を行うiDA(東京都渋谷区)は、社会動向に合わせた企業と求職者のマッチング度向上に力を入れている。

 同社が直接雇用した人材は通常、アパレルやコスメティックの企業やブランドに派遣、派遣を経て正規社員として転職するケースが多い。これに加え最近では、直接雇用を経由して出向やパラレルキャリア(業務委託)など、新しい選択肢、活躍の機会が広がってきた。

 リクルーティング事業部の石井哲也事業責任者は、「新型コロナウイルス禍をきっかけに、企業側は必要な業務を・必要なタイミングで・必要な人材に任せる傾向がより一層強まった。副業を認める企業の増加やリモートワークの浸透により、求職者側には隙間時間で自分のスキルや経験を広げたいという意識の変化が現れてきた」と話す。

 例えば、ビジュアルマーチャンダイジング(VMD)の専門知識と経験が豊富なAさんは、ブランドへの派遣ではなく、iDAと同じワールド・モード・ホールディングスグループのVMD専門企業に所属。そこからの出向という形で、海外ラグジュアリーブランドのVMD担当として活躍しているという。

 マーチャンダイジング(MD)職で活躍中のBさんは、パラレルキャリアとして別ブランドでのMD職を希望した結果、iDAグループ会社で取り組みのある企業のD2C事業のMD担当にも採用された。希望の契約形態・勤務時間での働き方を実現した。

 石井氏は「企業、求職者双方に成長・気付き・貢献を促す新しい働き方は、人材派遣事業に不可欠な要素。今後も既成の枠に捉われず、期待を超える提案をしていく」と話した。