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クラボウ/デルタ株にも効果確認/抗ウイルス機能繊維加工技術で

2021年07月30日 (金曜日)

 クラボウはこのほど、抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術「クレンゼ」で加工した繊維素材が、新型コロナウイルス(SARS―CoV―2)の変異株であるアルファ株とデルタ株に対しても抗ウイルス効果があることを確認した。

 同社は日本繊維製品品質技術センター(QTEC)でクレンゼによる加工を施した綿100%織物(マスク用生地)を使い、新型コロナウイルスのアルファ株とデルタ株に対する抗ウイルス性試験を実施した。試験方法は「JIS L1922繊維製品の抗ウイルス性試験方法」を準用した。その結果、アルファ株とデルタ株ともに繊維上のウイルスが99%以上減少することを確認した。

 現在、新型コロナウイルスの変異株が世界的に拡大しており、特にデルタ株による感染が急拡大している。このためアルファ株だけでなくデルタ株に対する抗ウイルス性も確認したことでクレンゼの信頼性が一段と高まる。

 クレンゼはマスクのほかタオル、寝装・寝具、カジュアル衣料、スクールユニフォーム、インテリアなど幅広い用途で使用できる。

 同社では今後、新たな変異株が現れた場合にも対応できるようにクレンゼの技術力向上と迅速に効果検証できる体制を強化する。安心・安全でクリーンな社会の実現に貢献することを目指す。