繊維ニュース

弘伸〈上海〉商貿/開発力発揮し米中向け拡大/40G、40番手のニット生地など

2021年07月30日 (金曜日)

 【上海支局】糸商、弘伸(京都府長岡京市)の現地法人、弘伸〈上海〉商貿が、素材開発力を発揮し、中国と米国の顧客への販売を拡大している。ハイゲージ、高密度のニット生地や、日本の独自素材を使ったニット糸の新商材で、それぞれ成果を上げている。

 ニット生地は、40ゲージ、40番手で、光沢感や柔らかい手触りなど、天然素材だが合繊のような風合いを持つ。「以前は敬遠されていた生産効率の低い差別化生地が、中国でも作れるようになってきた」と陸奥田昌史総経理は話す。

 日系商社を通じ、米国の高級レディースに販売するほか、内販でも成果を上げつつある。

 ニット糸は、キュプラ繊維「ベンベルグ」を使ったセーター向けの糸。日系糸商社に独占的に提供し、同社が高級レディースブランドなどに拡販している。

 一方、エージェントとして内販に取り組むエイガールズ(和歌山市)のニット生地は、攻めあぐねている。新型コロナウイルス禍の影響で、同社が昨年から現地の展示会に出展できないことなどが影響している。

 こうした中、エイガールズの新商材を集めた個展を、8月3日から自社ショールームで開く。これを機に挽回を図っていく。