中国アウトドア関係者に聞く(3)/「エレメント」創業者 朱懿徳 氏/日本ブランドが核のセレクトショップ

2021年08月13日 (金曜日)

 「エレメント」は、日本のアウトドアブランドを核とした上海のセレクトショップだ。〝グランピング〟のトレンドを追い風に、10月に成都に3号店を開業、来春にはアウトドア寄りのアパレルのハウスブランドを投入する。創業者の朱懿徳氏に、これまでの歩みと今後の計画を聞いた。

(上海支局)

  ――エレメントは、日本のアウトドアブランドが充実したセレクトショップです。

 上海で2店舗を運営しています。中山公園エリアの旗艦店(270平方メートル)は1階がカフェ、2階がファッションと生活雑貨、3階がアウトドアのアパレルや用品、雑貨の構成です。アウトドアブランドは20ブランド強あり、日本ブランドがメインです。

 中国のセレクトショップは、欧米のショールームを通じ、欧米ブランドを買い付けるところが多いですが、われわれは日本法人があり、日本の各ブランドと直接商談し、仕入れています。

  ――日本でも知る人ぞ知るブランドが充実していますね。

 ほとんどのブランドと5年前の創業時から付き合っています。これまで一緒に中国で成長を図ってきました。一部ブランドは当店から中国内販を始め、その後販路を拡大しています。

  ――アウトドア売り場のこだわりは。

 キャンプだけでなく、普段の生活でも使える商品を集めています。アウトドアを生活の中に取り入れる動きは、日本では5年以上前からありましたが、中国でもここに来てアウトドアがトレンドになり、タウンユースの商品へのニーズが生まれています。

  ――ファッション感度の高いタウンユースを手掛ける地場ブランドはまだ少ないですね。

 国内メーカーは用品が中心で、アパレルは強いところがまだない。海外ブランドがその空白を埋めていますが、高級ゾーンに偏っている。こうした中、われわれは価格訴求力を持つハウスブランドを来春投入します。

  ――新店の予定は。

 3号店を10月に四川省成都に出します。アウトドアが中心の店になります。成都は街に活力があり、小売りも伸びています。期待しています。